リーダーです。
過去、幾つかペダルを試して来て、「これ、良いなあ」と思ったペダルは幾つもありますが、そんな中でも「これって本当に凄いな!」と思ったペダルは、実は片手で余る程。
それは、LovepedalのEternity(初期の物)であったり、BOSSのDC-2であったり、Analog.manのClone Chorusであったり、KeeleyのJava Boostであったり、後は・・・やべぇ、片手じゃ足りないや。
何と言うか、弾いた瞬間「これは・・・、今まで僕が経験して来たペダルとは次元が違う」と思わせたペダルって、正直言うとそう多くはない。
久々に、そう思えるペダルに会いました。
Walrus Audioと言うメーカーのVoyagerと言う名のペダル・・・、ロー・ゲインなオーバードライブです。
ご存じない方も多いかも、です。僕も知りませんでした。
楽器屋さん巡りしている際に見付け、そのポップに「KLONを超えた?」なんて見出しがあり、「・・・胡散臭っ」と思っていた訳ですが・・・うん、滅茶苦茶良いです。
米国では「KLONと同じ音が出る!」と話題になったりしてるみたいですが、確かに似ていると思います。手持ちのKLONで試しましたし・・・
上記聞いても、「似ているなぁ」と思いますが・・・
Centaurに似ている似ていない、は僕にとって大事な事ではなく、「これって良いなぁ」」と素直に思えるペダルでした。
ジャカジャカ弾く気持ち良さがたまりません、うん、良いなぁ。
何がそんなに気持ち良いかと言うと、説明は大変に難しいのですが、音の解像度の高さだと思います。
コードをジャカジャカ弾いても、各弦の音が滑らかに聞こえ、且つ、特定の音が多い、少ないと感じません(Tone次第ですけど・・・)。
ゲインを絞ればクリーンになる。トーンはハイカットと思いますが、その上げ下げで音量も変わって来て(抜け具合の所為でそう聞こえるだけかも?)、不思議な動きをします。
Centaurより、ちょっとだけ「ダークな響きと荒々しさ」がある気がします。Java Boostでブーストすると、ジャキッとした感じが前面に出て来て、それも又良いです。僕がBD-2に求めていた「心地良いジャキジャキ感」があります。
ハムバッカーよりシングルコイルの方が合う様な気も・・・好みの問題でしょうか。
程よいコンプレッション感が何とも言えず心地良い。
True Bypassなので、「Centaurのバッファが好きなんだ!」って人にはお勧め出来ません。
大きなアンプでは試していないので、バンドでやったら印象は異なるかもですが、次回練習では試してみようかと思います。
次回の足元(予定)
筐体は、Lovepedalと同じでしょうか・・・あ、これEternityにも似てる音だなぁ。
「ちょっとダークなEternity」が、印象としては近い気がします。
小さいペダルのメーカーにしては安い方ですので、もし見掛けられたら試してみて下さい。ギターを弾くのが楽しいペダルです。
(補足~2012年2月24日)
バンド練習でVoyager試しましたが結果は期待を下回りました。
どうも接続するアンプの大きさに左右されるのか、歪の量が少なく、ゲイン・ブースターが必須。
気持ちの良い所までgainを上げると、volumeを略絞り切ってもON-OFFで音量差が出てしまうと言う・・・・。
「曲中でON-OFFするメインの歪みペダル」として使うにはそこが問題で、ブースター寄りの歪みペダルと捉えるのが良いです。。
歪みペダルの前段に繋げて、これでゲイン・アップすると、物凄く気持ちの良い音が出て来る。うん、これは素晴らしいです。
「ゲイン・ブースター」として、本当に素晴らしいペダルだと思います。