リーダーです。
そこまで言うならMicro Ampの話をしましょうや。
「何故・・・三つ・・・も?」とか僕に聞いても無駄ですよ。
向かって右はJim Dunlop移行前のヴィンテージ(?)品。後で紹介しますが色々と改造がされております。
真中がJim Dunlopの現行品にイケベ楽器さんがTrue Bypassの処理を施したもの。
向かって左がJim Dunlopの現行をShin's Musicさんがモディファイしたもの。
真中、左は以前紹介した事があるので、今回は向かって右手の物を紹介させて頂きます。
購入動機は、ですね、デジマートで見付けて、です。
LEDが無いと使い難いおっちょこちょいの私、その改造がなされてて、良いかなと。
内側はこんな感じ。
基盤保護のスポンジは劣化し撤去された模様。
Jim Dunlop移行前の方が筐体の精度は高い気がします・・・現行品は、ホント、ハズレくじ引くと蓋が閉まらない・・・。
先ずはMXR歴史を、お馴染みTHE中古楽器屋さんの頁より引用します。
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[最初期73~5年頃]
BUDの軽量アルミダイキャストケース / スクリプトロゴ(筆記体) / 刻印なしバックパネル
[76~7年頃から]
MXRオリジナルダイキャストケース / スクリプトロゴ / スクリプト刻印バックパネル
[77~8年頃から]
同ケース / ブロックロゴ / スクリプト刻印バックパネル
[80年頃から]
同ケース / ブロックロゴ / ブロック刻印バックパネル
[82~3年頃から]
艶消しケースにDCジャック(アダプター用)とLEDインジケーターが装備されます。その後MXRはジム・ダンロップに売却されます。
[87年辺りから]
ジム・ダンロップにより生産されます。90年代中頃まではオリジナル最終仕様と基本構造は似ていましたが、近年は基板一体のポット、スイッチ、ジャックなどかなり仕様が変わってきています。
(出典:http://www.tcgakki.com/fair/03_10.html)
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えー、僕のはと申しますと、ブロック刻印、スクリプト刻印バックパネル、DCジャック無し、(改造前は)LEDインジケーター無し・・・80~82年頃の物ですか・・・ね。
現行品と筐体で色々と違いがあります。
LEDが無いとかDCジャックが無いとかの他、ネジがマイナスだったりノブのゴムに「MXR」の印字が合ったり。
つるっとした表面塗装。現行品はざらついています。重量は(測った訳ではないですが)然程変わりません。
ネジがマイナスなのが・・・萌えw。
基盤も思い切り違います。
小さくて、吃驚するくらいパーツが少ないw。
MXRがJim Dunlopに売却される際、筐体のデザインや商標は売却されたが基盤デザインは売却されなかったといつか読んだ記憶がありますが、確かに大いに違います。
ノブは現行品と比べ軽い感じ。ON-OFFで触れても動く程ではありませんが。
購入時点で改造が色々とされてまして・・・
LED増設、ジャックの交換の他、オペアンプがソケット式(これがデフォルト?)になってます他、筐体に穴をあけて埋め戻した跡があったりして・・・改造のレベルを超えて最早「溶接」。
穴を開けた後塗装を上塗りしたのかツー・トーン・カラーになってて中々楽しい。
改造された方、「あ、俺んだ!」って気付くんじゃないでしょうか・・・w。
OD-1の改造品といい、最近改造の跡があるものを入手していますが・・・。
で、サウンド。
現行品より中低域が出ていますのと、気持ちハイがクリアーな感じがしますが、そんなに大差は感じませ・・・いや、結構違うな。
改造されているので、その所為かもですが、確かにそこは何とも言えませんが、「現行品とは明らかに違う音!」と言い切れる程ではないにせよ、うん、確かに違う。
Shin's Musicのモディファイは「クリアーな音色のMicro Amp」で、ONにすると「音色は変わらないのに解像度が上がった音」になりますが、こいつは「色っぽい音」に変えてくれて(劇的ではないですよ!)、中々面白い。
コンプレッションが強いです。Dynacompの遺伝子でしょうかw。Dynacomp程パコパコしてませんが、ットーンって独特なコンプ感がある。うわ、これ気持ち良いな。クリーンなTSって感じ、うん、良いじゃん!!!
他、大きく違うのは、音量。
現行品は、GAIN絞り切ったらON-OFFで音量差を感じないが、これは明らかに小さくなる。12時位でフラット。最大音量も違う(現行品の方が大きい)。おもしろーい。
困ったちゃんなのが増設されたLEDの位置。ノブが大きいので見難いw。
で、これね、更に改造しようかと。
半田が結構雑なので半田をやり直し、見え難いLEDを高感度のものにし、右側無改造のジャックが差し難いので交換。出来るのなら少し解像度も上げたい。スイッチも、もう少し質の良いものに交換した方が良さそうな・・・。
前回OD-1の改造で、紳士的で且つ素晴らしい作業をして下さったStudio Greamさんにお願いしてみようかなぁ。
http://studiogream.blog.fc2.com/
えー、上記Blogは、ギター好きなら読んでて退屈しませんし、知識の吸収にも持って来いです。
・・・ステマじゃないっすよw。
以上です。
このペダルにも、最近僕が好きな「いなたさ」があります。
独特な中域、独特なコンプレッション感・・・好きな人には嵌ると思います。
ただ、ですね、これに数万円・・・って、僕はどうかなと。
最近は良いブースターが色々と出てますし、これに拘る理由は差してないのかも、と。
一方で、最近のブースターはクリーンな、素直に音を上げるもの、解像度を上げて上げるものが多いですが、この独特感は、もしかしたら中々出せないのかなあとも思ったりします。
あまり見かけるものでもありませんし、何より僕のは改造が施されているので何とも言い難いのですが、癖の強いブースターが欲しい方はお試し下さい。
もし出来たら、基板の青色と、黄土色の細長いコンデンサに書いてある数値を教えて頂けないでしょうか?
宜しくお願い致します。