リーダーです。
先の土曜日は、練習でした。
前回の練習より取り組んだ曲のアレンジを粛々と。
シンプルに纏めちゃえと言う発想と、いやいや色々と盛り込んじゃおうぜと言う発想が交差し、なんだか訳が分からない感がドンドンと。
うーん、やっぱこう言うのは面白いなあ。
演奏をする楽しみがある一方、メンバーでアレンジをしていく楽しみもある訳で、アレンジをしていく際には、ツーカーな関係と、相手の技量に対する理解があると面白い。
僕等は、同じ位下手くそなので、それが良いのかも知れない。抜きん出た人が居ると、どうしてもその人に委ねられる。
以前は、ですね、ある程度具体的なアイデアを持って行かないと煮詰まる事が多かった我々ですが、最近はアイデアが色々と出て来て中々に楽しい。煮詰めない状態で持って行った方が良いのかも知れぬ。煮詰まったら作曲者に委ねて、と言う方が面白いのかも知れない。
ただ・・・段々と「恥ずかしいアレンジ」をして行こうとする傾向があるのは、我々が照れ屋だからなのか・・・とは言え、恥ずかしいアレンジは、常々「自分以外の誰かにやらせる」傾向があるのが気にならんでもないが。
他の曲も、気になっていた点をちょいと詰め、まぁ、こんな感じかなと。
時間が中途半端に余ったので、過去の没曲なんぞを取りだしてみる末期症状の我々。
僕が作った曲なのだが、「なんかサビが今一だな」って事になり、ではサビをベースの大先生とビクシ君次回までに考えて来なさい、と言う事となる。
こう言うのって、面白いよねえ。
次回作に入れる余地はないのだが、面白い物が出来れば良いなあと思う。上記アレンジの所でも書いたが、曲作りそのものも「あんまり煮詰めず持って行く」が出来れば、「ちょっとサビが今一なんだけど何か無い?」とかが出来れば、それは大変に面白いと思う。
「新しい伸び代があるかも」って状態は、バンドにポジティブな要素を齎すと思うワタクシです。
そろそろCD制作に入って良いのだが、初動のTakayuki君(ドラマー)が繁忙期なので、年末位からかな。
練習後、飲み会。
家庭の都合(キュアピースとのじゃんけんを控え早寝したいとか)でビクシ君不在の3人飲み。
飲み会で一番良い話のネタは、そこに居ない奴の悪口だとは三島由紀夫の台詞だったか。
そんな訳で、野郎の悪口で盛り上がる・・・と言う事も無く、枯れた中年三人があーだこーだと。
不思議に盛り上がり、延々5時間。これと言った話でもないが、なんか楽しい飲み会でした。
で、機材のお話。
メインテナンスと改造が完了したTelecasterで出撃(詳細は紹介ページ参照下さいな)。
えー、っと、良いな、これ。と言うか、やっぱTelecasterって良いなぁ・・・。
感想は、前回長々と書いた通りなのですが、唯一どうなんだろうと迷ったのがハイパス・コンデンサー。
えーっとですね、0.1μfと言う大きい容量(要するにこもり易い)のコンデンサーに、(高音域を削らせない)ハイパス・コンデンサーを足し算したらどうなるんだろう???と言う興味があっての改造をしたのですが、トーンの効きが思いの外良く無く、もうちょっとトーンを絞りたいなぁってな曲もあった。
失敗したかな、と思う一方、今出ているサウンドが気に入っているので、下手に変えたくないという気持ちもあり。
迷うなあ・・・うーん。まぁ、折角なんで暫くこのまま使ってみるか。
リンディ・フレーリンのピックアップも気に入りました。
フロントの甘く太い音、センターのパワフルな音、リア・ピックアップの抜けの良い音(でもジャキジャキした感じは無い)、うん、良い感じです。
エフェクターはちょいと変更してみました。
久々にこれ、使いました。
Nature SoundのOver Driveです。
最近、こちらに来られる方に、これの検索結果の方が多く、「では、久々に使ってみやうか」と思った次第。
紹介記事では「MXRのDistortion+に似ているかも」と書いたが、ギターがMusicmasterⅡと言う、言ってみればマイナーなギターな訳で、テレキャスでは如何かと試す。
うん、やっぱりDistortion+っぽい・・・と思う。
毛羽立つ、ざらついたサウンドは、アンプライクなナチュラル系オーバードライブとは明らかに違うし、サスティンも長くないし、ざらついた、ムームーした太いサウンドでノイズも多い、と、正直あんまり良い印象では、ない。
僕は、OD-1の様な、中域が上がったサウンドが好みなのだが、それとは明らかに異質なサウンド。
なんですが!これが思いの外良かった。
単体で聞くと、「ん?」なんだが、バンド・アンサンブルの中では、このざらつきが効果的に効いて来る。アタック音が抜けて来る感じが気持ち良い(但しリア・ピックアップの場合。フロントだと太く籠った感じ)。
太い音が出るペダルって事で、HOT CAKEと比較すると、HOT CAKEが「音の玉」なら、コイツは「音のシャワー」と言いますか、各弦の粒立ちがハッキリしていて、なんか、良い。
「オーバードライブとはこう言う音である」と定義付けるのは困難だが、これは僕の中ではファズに近い。抜けの良いファズ、が、僕の感想(ボリューム絞って鈴鳴りのサウンド、とか、ブースターとして、とかは試して無いのでなんとも、だが)。
癖のあるサウンドなんで、好き嫌いはあるでしょうが、中々面白いエフェクターです。
・・・・って、前回も同じ様な事書いてるなw。
只ですね、これ、ハムバッカーには、いや、シングルコイルでも太めの音が出るもの(フロント・ピックアップを選択した時とか)には合わない気がするなあ・・・ブリブリした感じが強くなりそう・・・狙いでやるのも面白いが。
見た目が滅茶苦茶恰好良いので、ご購入検討されている方も多いと思いますが、非常に癖があるので、お気を付けあれ(と言うかメーカーさんは動画を、動画を!)。
ブースターはSEX DRIVE。
ビクシ君に貸し出していたが、使っていないので返却頂き折角なんで使ってみた。
この感想は前にも書いたが、うん、やっぱこれ良いブースターだわさ。
このペダルの肝は「Gain」じゃないかと思います。
こいつを上げて行くと、音が開いてくる、と言いますか、抜けが出てくる感じです(音量も上がります)。
スイッチは、コンプレッション感を選択出来るとか。Gainに聞いてくる感じです。そんな劇的では無いですが。
Toneは通常のToneとは違い、プレゼンスに近いんだっけ?12時で固定したままであんま試さなかったな。
「原音に近いブースター」との感想を読んだ記憶がありますが、音質の変化はあんま無いけど、なんかドーピングした様に、音が「元気になる」感じ。
「ブースターはボリュームのみで簡素な方が良い」と思っている私ですが、この汎用性は、色んな会場で演奏するバンドマンには重宝されるかも知れないなあ。