リーダー

リーダーです。


ふと部屋を見渡せば、貸出しているものを除き、部屋に6本のギター。


なんだかなぁ、と思う。


42歳、男性の平均寿命は79.64歳。既に人生の半分以上が過ぎた。


老年にもなれば、最早ギターは弾ける体力も無くなる訳で、僕のギター人生で、弾く事が出来るギターは、そう多くは無い。


にも拘らず、6本ものギターに囲われている。随分と弾いていないギターもある。


「金を残すは下、物を残すは中、人を残すは上」とは誰の言葉だったか忘れたが、真理の様に思う。弾いていないギターを持ち続けるのは如何なものか、と思う。


と言う訳で、先の土曜日、一番弾いていないギター、Freedom Custom Guitar Reserchさんの、シンラインを秋葉原にて売却。


良い人に、買って貰えます様に・・・弾けなくて、ごめんね。



レギュラー・ラインの物じゃない、某楽器店のオーダー品で、大変に惚れて買ったのだが、ネックが太く、どうにも扱い切れずにいたギター。


売却する際は、少しの躊躇があったが、男たるもの翻意は許されず。


売却したのが秋葉原のMusicboxさんで、僕はこの店が個人的に好きなのだが(店員さんの態度が大変に良いので)、新宿に移転との事で閉店セール。


結構安売りしているギターも多く、売却価格で買えそうなギターを物色してしまう己を叱咤し、店を後にする。敬愛するジョニー・マーが使っている(た?)、Diamondのコンプレッサーには最後まで迷ったが、思いを断ち切る。不惑の四十代男性、そうでなくてはならぬ。


秋葉原へ来たのだから、イケベ楽器さんも行ってみるかの、と足を運ぶと、近くの公園にゴザ等を引いて待っている集団ありけり。


あ、そう言えば、明日、イケベ楽器さんはバーゲンやるんだった・・・信じられぬ位安い価格で楽器が売られるんだったっけ・・・午後五時だったが、もう並んでいるのか。凄いなぁ。転売目的の人じゃない、本当の欲しい人、若い人の手に渡る事を祈る。


イケベ楽器さんは、バーゲンに備えて店内はごった返しの様相。年末の市場みたいで、何となく楽しい。


「バーゲン品です、手を触れないで下さい」と書かれた一角を見る。うわー、あれもこれも安売りするのか、そりゃあ徹夜もするか。


あちこち物色し、あれも良いなぁ、これも素敵だなぁ、と見て回ってふと目に付いたTelecasterがあった。


昨年60周年を迎えたTelecaster、それを記念してTelebrationなる企画があり、限定Telecasterが数種類発売されているのだが、その中に、ボディ材に桐を使ったTelecasterがあって、「どんな音がするのかね」と気になっていた。


あくまで、私見なのだが、Stratocasterは、ボディ材が音に与える影響は軽微で、結局はイナーシャ・ブロックこそが(ボディ部分では)サウンドの肝だと思っており、方やTelecasterは、ボディ材がサウンドに与える影響は大きいと思っているのだが、「桐」を使ったギターって珍しく思い興味があった(昔の日本製ギターでは一般的だったとか)。

忙しくする店員さんに申し訳なく思いながら試し弾きをお願いする。


スペックは、こちら。

http://www.yamano-music.co.jp/docs/hard/LM/telebration02.html#feb


第一印象、馬鹿みたいに軽い。売却したFreedom Custom Guitar Reserchのシンラインが2.67㎏だったが、それと同じ位軽い。これが桐なんだ、へー?


サウンドは、うん、普通にTelecasterだと思う。色々言える程Telecasterを使用した事は無いが、Stratocasterとは違う、軽いブライトな音。軽い音に感じたのはボディ材の所為か。


ネックはCシェイプ。弾き易い。ちょっと厚いかな。ナット幅も手に馴染む。Rもきつくなく(12フレット以前は特に)、弦高も程良い高さで、チョーキング(ま、殆どしないけどw)で音詰まりも無い。

個人的には、ローズ指板の方が好みなのだが、そのスペックはないんだとか。


手元にね、売却したTelecasterの代金があったのが行けないね、うん。


数分後「ありがとうございましたー」の声を背後に店を後にするワタクシ。


長くなりそうなので、2回に分けます。