リーダー

リーダーです。

本日紹介させて頂くのはこちら。

IMGP0846

はい、BOSSのアンプ・シミュレーター「AMP FACTORY」です。

家でちょっとしたレコーディングをする際に重宝しております。

詳細は、こちらの製品情報を見て頂くのが最善かと。
http://www.roland.co.jp/products/jp/GP-20/

残念ながら生産中止の品ですが、中古でそこそこ出ているので入手可能でしょう(1万円前後)。

音はですね、普通に良いです。アンプ・シミュレーターとして優秀だと思います。

イコライザーの効きもいいですね。ジャズ・コーラスは5でフラット、マーシャルは(プレゼンス以外は)フルでフラット、と、アンプ毎にイコライザーの使用に違いがありまして、流石にそこまでは再現されておりませんが、不便は感じません。

アンプ・シミュレーターに求めるものは「どれだけアンプに近いか」だとすると、GP-20は本物の蟹とカニカマ位違うかもですが、それで良いんじゃないでしょうか。

最近、僕はマーシャル・アンプを使用しておりますが、「本物」と比べて云々、は無意味に思えます。アンプ・シミュレーターは「でかいアンプをでかい音量で出せない場合の退避作としてどれだけ出来が良いか」で判断すべきではないでしょうか。絶対的な音量の差がある以上、止むなしかと思うのです。

ただ、こいつには「家で満足する音作りが出来たらそれを練習でもライブでも出せる」汎用性があると思います。

真空管アンプも、自前の物を持ちこまず、練習場所やライブ会場でレンタルするなら、それに左右されてしまうデメリットがあると思いますが、これはその不安定さを払しょくしてくれる逸品と言えるかも。

と言うのは、アウトプットにLINE、アンプの前段へ接続するGUITAR AMP、キャビネットへ直接繋げるPOWER AMPを装備しており、「部屋の中でもライブ会場でも使える使用」が施されているのです。

アンプのタイプも選びたい放題、キャビネットも選びたい放題、TWIN PEDALなんで、クリーン~歪みの切り替えもOK。

持ち運びに難儀がある程の重さ、大きさじゃないので、「アンプの音作りはこいつでするぜ」ってのも、趣が合って良いと思う。それはそれで恰好良い。高いギターに高いアンプ使って良い音出すより安い機材で良い音出す方が粋ってもんじゃないでしょか。

が!

このペダルにはねえ、見過ごせない弱点が二つあるんすよ。

その1~ヘッドフォン端子が無い

アンプシミュレーターに求める事の一つに、「ヘッドフォンで音を出す」ってのが絶対に絶対にあると思うのですが、それが、ない。

ユーザーに優しいBOSSには珍しい使用。何と言うかお粗末。

愛読書の「THE BOSS BOOK」には「再発を希望するユーザーが多い」との事であるが、ここは是非改善して欲しい。

その2~ペダルの切り替え時に音が途切れる

これは・・・どうなんだろう。

昔のマルチ・エフェクターなんかでもそんなんありましたが、ビクシ君使用のマルチ・エフェクト(GT-6、GT-10)ではそんな事は無いので今は改善されているのでしょう。

音が途切れるとねえ、結局、TWIN PEDALであっても、一曲の間で二つのペダル使う事に躊躇してしまう。

愛読書の「THE BOSS BOOK」には「再発を希望するユーザーが多い」との事であるが、ここは是非改善して欲しい・・・かと言うとそうでも無い。

と言うかね、曲中でアンプの切り替えって僕はあんま望まない。

それよりいっそ、片方のペダルはブースターにした方が良いんじゃないかなあ?

ほら、iPodに合わせてギター弾いて、ソロでちょっとブーストしたいなんて時に重宝すると思うのですが如何でしょう?

あー、そうそう、iPodなんかの接続端子も無いってのは、今は痛い使用かも。

僕がアンプ・シミュレーターに求める事は以下の通り。

1)そこそこの水準の音
2)iPodで音楽を流しながらギターを弾くのでその入力端子
3)ヘッド・フォンで聞ける

2、3が改善された製品が出たら、僕は買います(現行のTWIN PEDALシリーズと同様のお値段なら)。

と言うか、そんなアンプ・シミュレーター、欲しいなあ・・・。

録音に使用する際には、少しエッジを立てて使用した方が良いと思います。

単体で弾いていると「ああ、良いかな」と思っても、意外にね、奥行きが無いサウンドで、ミックス時に「あれ?」となる事も有り・・・・。

今は良質なアンプ・シミュレーターが幾つも出ておりますし、「これじゃなきゃ!」と言う売りは無いんですけど、中古で手軽に手に入るお求め易いシミュレーターに思います。

でもなぁ、ヘッドフォン端子が、なぁ・・・・。