リーダー

リーダーです。

先週に引き続き練習。

二週続けてメンバーの顔を見ると言う、かの様な腹立たしいスケジュールになってしまった理由を思い出してみれば、僕の都合であり、誰一人責められないのが大層腹立たしい。箪笥に小指をぶつけた様なやり場の無い怒りが沸々と沸く。

こんな時はメンバーで唯一人の意見を聞くドラムのミナーミに、「おい、リズムがずれたぞ!」と難癖付けてストレス発散するに限る。

時々メンバーを恫喝しておかないと、上下関係を忘れられる可能性がある。ただでさえリーダーの役割が、専ら練習の予約と飲み代の精算になっていて腹立たしい限りなのだ。

練習に先立ち、早起きして前回の練習で消化不良だった二曲のギターを考える。

キース・リチャーズやジミー・ペイジなら、楽曲を決定付ける格好良いリフを考えられ様が、なんせこっちは只の凡人。うんうん唸ってなんとか完成。

人の意見は聞かないが他人には遠慮無く駄目出しする愉快なメンバー故文句も出ようが、疲労と先週より続く体調不良故、今日は仏の気持ちで聞く余裕は無い。

大体だ、最近リード・ギタリストのビクシ君が余りギターを考えて来ていない様に思われ、「楽曲の間を大事にしたい」と言う、自分でも説明不可能な理由で余りギターを弾かず楽して来たワタクシの手元が凄く忙しいのはどう言うお積もりか?亡くなったインコの喪に服す為だとしても長過ぎではなかろうか?

で、練習。

先週煮詰まった二曲は、早起きして考えたリフが功を奏してか、まああっさり纏まる。

「さあ者共、ワシを褒めたたえぃ!」とドヤ顔でメンバーを見れば「じゃ、こんな感じで。では次」とあっさりしたリアクション。求む出川哲朗キャラのメンバー。上島竜平尚可。

あっさり纏まり時間もあったのでビクシ君の新曲と僕の新曲に取り組む。

僕の新曲は、非常に有り触れた普通のポップスで、5、6回やって「じゃ、こんな雰囲気で」で終了。

下手にいじくり回す類の曲でもなく、後は個々人が各パートを煮詰めればよろしって事で持ち越し。ま、次回には固まってるでしょう(あまりにも安易)。

難産になりそうなのがビクシ君の楽曲。

小一時間程取り組んで、「こんな風に跳ねた感じ」との雰囲気は決まったが、どう纏めるかは暗中模索。

次回練習で煮詰まるだろか・・・。

中々取り組むのが楽しそうな曲であります。

今日はいつもと違うスタジオで、普段より分離良く聞こえた。

そうすると、なんか隙間を埋めようとしちゃうのか、ベースの大翁が矢鱈音量がでかい(ZENDRIVEを使ったからかもだが)。

馴染みのスタジオばかりじゃ駄目ですなぁ。これもアウェーの洗礼でしょうか。

前回は不完全燃焼な練習だったが、今日はなんとなくスッキリ。

持ち越しの曲はあるにせよ、やんなきゃならん事が明確と言うか方向性は決まってると言うか、「やらなくちゃならない事はあるが、どうして良いのか分からない」ではないからだろう(僕だけかも知れないが・・・)。

練習後、飲み会。

病み上がりって事で二時間半で切り上げる。

不思議なのが、2時間半でも4時間でも飲み代が差ほど変わらぬ事である。

先行逃げ切り型の飲み会と言う訳か?