リーダーです。
気が付けば4月も半ばに御座いますな。
故郷小樽の春の時期、と言うのが好きで、特に街中にも未だ其処此処に残雪が残る時期が好きなのだが、故郷を出て以来、帰省のタイミングは春以外ばかりで、好きな時期の故郷を味わっていないのは寂しい限り。
小学生の時分には、あ、蕗の薹が出て来た、あ、水仙が咲いた、うわ、用水路が雪解け水で凄い早く流れている、遠い山には未だ雪が随分と残っているなぁ、そろそろ裏山の池で山椒魚の産卵あるかも、とキョロキョロしながら春の通学路を歩いていた訳だが、楽しかった思い出しかないのは、季節の変化を楽しんでいた、と言うより、長い冬の終わりを実感出来たからであろう。
海釣りが好きだったので、春になり、気軽に釣りに行ける様になった時期は、休みとなると釣竿を手に海に行っていたものだが、釣れなかった事ばかりだったし、大きな魚を釣った記憶はないにも関わらず楽しかった記憶しかないのは、長い冬の終わりの実感のみならず、そこに冒険心を満たすものがあったからに思う。
いつの頃からか、冒険心を満たす行動は出来なくなり、恐らくこの先も出来なかろうが、その時に感じたワクワク感を思い返す事は追体験で出来たりする訳で、故郷をブラブラと散歩するのを好むのは、追体験の為と言っても過言ではなかろう。
と、過去と言うか時の流れを枕詞に始めてみましたが、それに嘆いている訳でもない。「時間の使い方は命の使い方」との言葉は、渡辺和子さんの言葉だったと記憶しておりますが、凡庸な人生を諦念持ちながら生きるが是とするワタクシには、どうにもピンと来ない。
そんなモブなまま大人になったワタクシにも喜びはそれなりに御座いまして、例えば最近はPP4-380がお気に入り過ぎて嬉しくなっているのである。
このギターを欲しがる人は、まぁ皆無かと思いますが、ワタクシは頓に気に入っているのである。
元々は、メインで使うギターには、EpiphoneはCasinoがあって、別腹でソリッドギターのメインとなるギターをとの趣旨でなんとなくこれを買って、今じゃこれもCasinoに並びメインの座にいるのである。
90年代初頭に販売され、当時の定価はモデル名にもなっている3.8万円も、実売はもっと廉価で、投げ売りみたいな価格で売られていたなんて話も何処ぞで読んだ記憶ありまして、意識高いギタリストの方には跨がれちゃう様なギターで御座いますが、ワタクシはもう大好きなのであります。
・見た目が好み
・2.8㎏と言う重量で取り回しが楽
・(プリアンプ的なエフェクターとの併用で)サウンドが好み
と言う、ワタクシがギターを選ぶにあたり最重要な3点を満たしており、加えて
・ネックの反りが起きずとても安定している
・アームを使ってもチューニングの狂いが殆どない(アームは後付け。ロック式のペグへの交換などもしている点も狂わない理由)
と言う点も好ましい。
一方、
・スケールがもう少し短い方が好み(PP4-380はPRSと同じスケール)
・ネック幅がもう少しナローな方が好み
・トラスロット調整はヘッド側から出来る方が好み(とは言えネックは安定しているので調整は殆どしないけど)
と言う、不満とまでは言わないが、完全に満足と言う訳じゃない点もあるのも事実。
Fujigenさんは、オーダーメイドを受け付けているものの基本スペックが限定的の様ですが、以前は様々なオーダーメイドを受け付けていた記憶あり、その時代だったらミディアムスケールのPP4-380を作って頂いたかもなぁ、と思いを馳せたり。
いや、ギターのオーダーメイド、Fujigenさん以外にも幾つも御座いますし、やろうと思えば出来なくはないんでしょうが、流石にFujigenさんのコピー品作って、は、拙かろうと。
上記は、とあるムック本の少年ナイフは山野直子女史の所有するギター紹介からの引用。
このデザインを考えたのは女史であるとの事からして、女史に意匠権あるのかしらん・・・・「お前は使うな」とか言われたらごめんなさいとしか言い様が無い。
で、休日の土曜日。家人が実家に帰省しているのでゆっくり散歩をと思うも、雨と言う事でそんなPP4-380の弦交換なんぞをば。
清掃、ネックの状態確認、螺子やパーツの緩みを確認し、指板ケアは最近すっかりお気に入りの此方。破格にして良品で気に入っている。
それにしても・・・・ギターのケアしている時って本当に楽しい。好きな音楽を流しながらケアをしていると時間を忘れる。時間を忘れて没頭するって、とても幸せな事に思う。
本日は、The BeatlesのAbbey RoadがBGM。
以前「ビートルズのアルバムでは、ホワイト・アルバムはあんまり好きじゃない」と書いた記憶があるが、アビー・ロードを聞いて思うは、ホワイト・アルバムには、リンゴ・スターのドラムがあんまり入っていないからかもなぁ、と思ったり。
リンゴ・スターのドラムって本当に好きで、サウンドも好きだけど、特にフィルの入れ方が本当に好きで好きで、理想的なロック・ドラマーだなぁと思う、うん。
ジョージ・ハリソンとリンゴ・スターって、ビートルズでのプレイと解散後のプレイが随分違うなぁと思った事がある。「ビートルズにいるからこう言うプレイしているけど、自分のスタイルってこうじゃないんだよなぁ」と思っていたんじゃなかろうか、と思ったり。特にジョージ・ハリソンに関してはそう思っていて、名盤「オール・シングス・マスト・パス」はソロでやったからこそあれだけ素晴らしかったんじゃないかと思っている。
弦交換後、家にいる休日の楽しみであるエフェクター・ラックをごそごそ。
本日楽しんだのは下記2つ。
MXRのイコライザーとGuyatoneのエンハンサー/エキサイターであるSonic Shaper。
前回の練習で、PP4-380の足元はこれで良かろう、と言う組み合わせが出来たのであるが、常時ONにして使っているSpark Boosterの位置に、上記2つも合うんじゃないかなぁ?と考えて。
MXRのこの旧式のイコライザーは、ON-OFF機能が無く常時ON。Spark BoosterはOFFにする事が無いのでこれでも良いかな、と。デザインも好きだし。
結果としては・・・・甲乙付け難いなぁ、と。
イコライザーは、まぁ当たり前だけど、PP4-380のサウンドを原音のままイコライジングする訳ですが、Spark BoosterはSpark Boosterの色付けがあって、まぁ、どっちも良いなぁ、と。
持っている事すら失念してたSonic Shaperは、Spark Boosterの代替品には難しい感じ。難しいと言うか、方向性が違うなぁ、と。
鼻詰まりなサウンドに出来たり、倍音をスッキリさせたり、極端にちゃりちゃりな音にしてファズと合わせて抜けの良いファズ・サウンド作ってみたり、と、汎用性の高さがあるペダルで、mighty microシリーズ共有(だよな?)のインプットの調整が出来るのが良い。抑えめにするとピッキング・ニュアンスが出易くなるのを好むギタリストさんもいるかな、と。
あ、そうだ、ノイズが少ないトレブル・ブースターに良いんじゃないか?って趣旨で買ったんだった。でもなんか、トレブル・ブースターの方が良いなって思って使わなくなったんだったっけ。前身機種の2ノブのSonic Shaperも何処かにある筈。ラックを探るのは面倒なのでしないが、2ノブのはハウリングし易かった記憶があるから、ハウリングが気になって使わなくなったんだっけ・・・・。
Sonic Shaperは、メインギターの低域が強いなぁって感じてらっしゃるIzo先生が使うと良い感じになるやも知れぬ。
と、雨を良い事に散々彼是機材を試して過ごした土曜日に御座いました。
日曜日。
朝の曇り空が徐々に晴れ、前日散歩出来なかった事もあり、気も漫ろに朝食兼昼食を済ませお出掛け。本日はTシャツで外出。少し陽気過ぎるかな、と思うも、丁度良い気候。
5月の花の印象がある躑躅が満開。
今年は一ヵ月程季節が早い気がする。
秋葉原~御茶ノ水のワタクシのレイラインを楽器屋さんに立ち寄りながらぶらりぶらりとお散歩。
楽器屋さんを巡り、気になった小路を歩き、季節を存分に味わえば、なんとも満たされる。
素晴しき哉、凡庸な人生。
そんな満たされた散歩をしていたら大粒の雨。天気予報と雨雲レーダーを見ていたので慌てない利口者なワタクシは、お気に入りの昭和な喫茶店で、ゴルゴ13を読みながら雨の音を聞きながら珈琲を啜り贅沢な時間を過ごす。
素晴しき哉、凡庸な人生。
その喫茶店では、会計カウンター近くの席に座っていたが、老齢の男性が会計をしながら「此処に来れるのは今日で最後だと思う。今まで長い事有り難うね。美味しかったよ」とお礼を言いながら会計をしていた。
名も知らぬ男性を尊敬した瞬間であった。
雨上がりの空は、凄い迫力の雲が沸き立ち見事。
夏はそこまで。
さて、本日の楽器屋巡りでは、危うくGretschのG6128を買いかけるも「俺には似合わないよなぁ」「それ以前に弾く機会少ないよなぁ」と思い止まり、思い止まった己が偉かったのでご褒美。
OvaltoneはUB-S5。メーカーさんはゲイン・ブースター的な使い方を想定しているかと思うが、PP4-380を使う際の必須ペダルSpark Boosterの代わりになるなって思って購入。
家で試した限りですが、良いですね、とても良い。
Spark Boosterは、二次元的と言うか、のっぺりした感じなのですが、UB-S5は三次元的で、音に立体的な抑揚があります。誤解を恐れず書くと「アンプみたいな倍音感が演出出来るブースター」と言う感じ。
Smooth↔Hardの切り替えでHardを選ぶとコンプレッション感が強くなり、EDGE、FATNESSは高低域の飽和感を出しながらブーストする感じですが、飽和感がToo MuchだったらHardに切り替えると良い感じに纏まる。
とは言え、Spark Boosterの二次元感は決してNGではなく、立体感はその後段に繋ぐペダルで演出すれば良い訳で、寧ろUB-S5の音が立つ感じがToo Much、と感じる可能性もあるかなと(とは言え、UB-S5は前述の通りその調整も出来るけど)。
これは一度練習で使いたいなぁ・・・・うん。
Gretschを買わなかったからとの言い訳でUB-S5を買いましたが、そう言えばもう一台注文してたんだ。
鬼才「キマイラギターズ」はGinger Turbo。Big Muffなファズ、ですな。1stロットは欲しい人多かろうと思って遠慮したが、2ndロットでオーダー。
Big Muffはあまり馴染みのないエフェクター。つまりは、苦手なエフェクターなんですが・・・・デザインが尋常じゃなく格好良い。それだけでも買いじゃないかなと。
あと、Big Muff系のペダルにしては、2バンドのイコライザーが付いていて汎用性の高さがあり、Big Muffをどう使うか、が学べるかなぁとの期待もあったり。
加えて、Big Muff系にTurbo加えるとか、なんか尖った感が良いなぁ、と。
GWは1~2日は録音に使おうと思っているが、発想はGW後なので今回は使えなさそうなのが残念。
そんな、機材と蜜に過ごした、幸せな休日でした。
リンゴ・スターのドラムって本当に好きで、サウンドも好きだけど、特にフィルの入れ方が本当に好きで好きで、理想的なロック・ドラマーだなぁと思う、うん。
ジョージ・ハリソンとリンゴ・スターって、ビートルズでのプレイと解散後のプレイが随分違うなぁと思った事がある。「ビートルズにいるからこう言うプレイしているけど、自分のスタイルってこうじゃないんだよなぁ」と思っていたんじゃなかろうか、と思ったり。特にジョージ・ハリソンに関してはそう思っていて、名盤「オール・シングス・マスト・パス」はソロでやったからこそあれだけ素晴らしかったんじゃないかと思っている。
弦交換後、家にいる休日の楽しみであるエフェクター・ラックをごそごそ。
本日楽しんだのは下記2つ。
MXRのイコライザーとGuyatoneのエンハンサー/エキサイターであるSonic Shaper。
前回の練習で、PP4-380の足元はこれで良かろう、と言う組み合わせが出来たのであるが、常時ONにして使っているSpark Boosterの位置に、上記2つも合うんじゃないかなぁ?と考えて。
MXRのこの旧式のイコライザーは、ON-OFF機能が無く常時ON。Spark BoosterはOFFにする事が無いのでこれでも良いかな、と。デザインも好きだし。
結果としては・・・・甲乙付け難いなぁ、と。
イコライザーは、まぁ当たり前だけど、PP4-380のサウンドを原音のままイコライジングする訳ですが、Spark BoosterはSpark Boosterの色付けがあって、まぁ、どっちも良いなぁ、と。
持っている事すら失念してたSonic Shaperは、Spark Boosterの代替品には難しい感じ。難しいと言うか、方向性が違うなぁ、と。
鼻詰まりなサウンドに出来たり、倍音をスッキリさせたり、極端にちゃりちゃりな音にしてファズと合わせて抜けの良いファズ・サウンド作ってみたり、と、汎用性の高さがあるペダルで、mighty microシリーズ共有(だよな?)のインプットの調整が出来るのが良い。抑えめにするとピッキング・ニュアンスが出易くなるのを好むギタリストさんもいるかな、と。
あ、そうだ、ノイズが少ないトレブル・ブースターに良いんじゃないか?って趣旨で買ったんだった。でもなんか、トレブル・ブースターの方が良いなって思って使わなくなったんだったっけ。前身機種の2ノブのSonic Shaperも何処かにある筈。ラックを探るのは面倒なのでしないが、2ノブのはハウリングし易かった記憶があるから、ハウリングが気になって使わなくなったんだっけ・・・・。
Sonic Shaperは、メインギターの低域が強いなぁって感じてらっしゃるIzo先生が使うと良い感じになるやも知れぬ。
と、雨を良い事に散々彼是機材を試して過ごした土曜日に御座いました。
日曜日。
朝の曇り空が徐々に晴れ、前日散歩出来なかった事もあり、気も漫ろに朝食兼昼食を済ませお出掛け。本日はTシャツで外出。少し陽気過ぎるかな、と思うも、丁度良い気候。
5月の花の印象がある躑躅が満開。
今年は一ヵ月程季節が早い気がする。
秋葉原~御茶ノ水のワタクシのレイラインを楽器屋さんに立ち寄りながらぶらりぶらりとお散歩。
楽器屋さんを巡り、気になった小路を歩き、季節を存分に味わえば、なんとも満たされる。
素晴しき哉、凡庸な人生。
そんな満たされた散歩をしていたら大粒の雨。天気予報と雨雲レーダーを見ていたので慌てない利口者なワタクシは、お気に入りの昭和な喫茶店で、ゴルゴ13を読みながら雨の音を聞きながら珈琲を啜り贅沢な時間を過ごす。
素晴しき哉、凡庸な人生。
その喫茶店では、会計カウンター近くの席に座っていたが、老齢の男性が会計をしながら「此処に来れるのは今日で最後だと思う。今まで長い事有り難うね。美味しかったよ」とお礼を言いながら会計をしていた。
名も知らぬ男性を尊敬した瞬間であった。
雨上がりの空は、凄い迫力の雲が沸き立ち見事。
夏はそこまで。
さて、本日の楽器屋巡りでは、危うくGretschのG6128を買いかけるも「俺には似合わないよなぁ」「それ以前に弾く機会少ないよなぁ」と思い止まり、思い止まった己が偉かったのでご褒美。
OvaltoneはUB-S5。メーカーさんはゲイン・ブースター的な使い方を想定しているかと思うが、PP4-380を使う際の必須ペダルSpark Boosterの代わりになるなって思って購入。
家で試した限りですが、良いですね、とても良い。
Spark Boosterは、二次元的と言うか、のっぺりした感じなのですが、UB-S5は三次元的で、音に立体的な抑揚があります。誤解を恐れず書くと「アンプみたいな倍音感が演出出来るブースター」と言う感じ。
Smooth↔Hardの切り替えでHardを選ぶとコンプレッション感が強くなり、EDGE、FATNESSは高低域の飽和感を出しながらブーストする感じですが、飽和感がToo MuchだったらHardに切り替えると良い感じに纏まる。
とは言え、Spark Boosterの二次元感は決してNGではなく、立体感はその後段に繋ぐペダルで演出すれば良い訳で、寧ろUB-S5の音が立つ感じがToo Much、と感じる可能性もあるかなと(とは言え、UB-S5は前述の通りその調整も出来るけど)。
これは一度練習で使いたいなぁ・・・・うん。
Gretschを買わなかったからとの言い訳でUB-S5を買いましたが、そう言えばもう一台注文してたんだ。
鬼才「キマイラギターズ」はGinger Turbo。Big Muffなファズ、ですな。1stロットは欲しい人多かろうと思って遠慮したが、2ndロットでオーダー。
Big Muffはあまり馴染みのないエフェクター。つまりは、苦手なエフェクターなんですが・・・・デザインが尋常じゃなく格好良い。それだけでも買いじゃないかなと。
あと、Big Muff系のペダルにしては、2バンドのイコライザーが付いていて汎用性の高さがあり、Big Muffをどう使うか、が学べるかなぁとの期待もあったり。
加えて、Big Muff系にTurbo加えるとか、なんか尖った感が良いなぁ、と。
GWは1~2日は録音に使おうと思っているが、発想はGW後なので今回は使えなさそうなのが残念。
そんな、機材と蜜に過ごした、幸せな休日でした。